「人気な国よりもあまりみんなが行ったことのない国に行きたい!」
「ヨーロッパの穴場な国が知りたいな!」
ヨーロッパは日本人にとって旅行先として憧れ、人気のある地域ですよね。1つ前の記事でご紹介したイタリアやフランス、イギリスなど定番の国を選ぶ人が多いかと思います。
しかし、ヨーロッパには50もの魅力的な国があることをご存じですか?
そこで本記事では、ヨーロッパ旅行におすすめの穴場な国を8つ紹介します。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ヨーロッパで穴場な国8選
エストニア:ヨーロッパ最大級の公園を有する、自然豊かな北欧の美しい国
エストニアまでの移動時間は、乗り換えの時間によって異なりますが、日本から約13時間程度です。
春と秋は短めで、夏は涼しく、冬は零下まで冷え込む気候となっています。
エストニアは九州ほどの大きさの小国でありながら、ある分野に強みを持っている国なんですがご存じですか?実は、IT先進国の一面も持っているのです。歴史的な街並みがありつつ、ITに関しては日本よりも進んでいるかもしれませんよ!
首都はタリンで、美しい中世の街並みや世界遺産の旧市街があります。なかでも城壁に囲まれた旧市街は中世の面影が今も残る可愛らしい街です。
このほか、14世紀に建てられたツタの絡まる、美しくも迫力満点の『ヴィル門』、アーチ状の柱と石畳が美しい『カタリーナ通り』、辺りを一望できる『コフトウッツァ展望台』など魅力的なスポットがたくさんあります。
また、国土の大半が森や湿原という自然豊かなエストニアには、ヨーロッパで最も大きく古いとされる国立公園の1つである『ラヘマー国立公園』があります。
トレッキングもできるので都会の喧騒を忘れて楽しめます。癒しには持ってこいですね!
おすすめの観光スポット
- タリン旧市街(タリン)
- アレクサンドル・ネフスキー大聖堂(タリン)
- ラエコヤ広場(タリン)
- コフトウォツァ展望台(タリン)
- スモークサウナ(ヴォル)
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ギリシャ:青い海と白い建物がまぶしい、古代ギリシャ文明を生んだ神々の国
ギリシャまでの移動時間は、乗り換えの時間によって異なりますが、日本から約17時間程度です。
ギリシャのイメージと言えば古代オリンピックの発祥地、白い家と答える方が多いかと思います。では、なぜ白い家が多いと思いますか?実は、地中海に位置するギリシャは日差しがとても強く、その日差しを反射させるために白い家が増えていったのです!だからこそ青い海、白い家々の風景は絶景です。日差しは強いですが、1年間を通して晴天の日が多く、湿気が比較的少ない気候なので雨の心配は不要ですよ!
首都はアテネで、有名な遺跡が点在しており、その中でも『パルテノン神殿』、『アクロポリス遺跡』、『オリンピア遺跡』などは特に有名です。これらの遺跡は、古代ギリシャの建築や彫刻の素晴らしい例であり、世界遺産にも登録されています。
また、ギリシャの食文化も豊かで、オリーブオイル、ワイン、新鮮な魚介類、地中海の野菜などが主要な食材として使われます。ギリシャ料理はシンプルで新鮮な食材を活かした料理が多く、絶品と聞くので食べてみたいですよね!
おすすめの観光スポット
- アクロポリス遺跡(アテネ)
- ブルードーム教会(サントリーニ島)
- パラポルテアニ教会(ミコノス島)
- ナヴァイオ海岸(ザキントス島)
- メテオラ(カランバカ)
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クロアチア:「アドリア海の真珠」と称えられる国
クロアチアまでの移動時間は、乗り換えの時間によって異なりますが、日本から約19時間程度です。
夏は爽やかな気候で、冬の沿岸部は比較的温暖ですが、内陸部は厳しく冷え込みます。
クロアチアは、「アドリア海の真珠」と称えられており、東ヨーロッパのバルカン半島に位置する国です。
首都はザグレブで、美しい歴史的建造物や美術館が多く存在します。また、冬には欧州一美しいといわれるクリスマスマーケットが開かれます。ドブロブニクという都市は、中世の城壁で囲まれた美しい旧市街が特徴です。
この街は、ジブリ作品「紅の豚」と「魔女の宅急便」のモデルではないかと噂されています。このほかにもクロアチアには『プリトヴィツェ湖国立公園』や『クルカ国立公園』など、多くの美しい国立公園や自然保護区があり、美しい滝や湖、森林が自然のまま残されています。
また、クロアチアの海岸線は美しいビーチが点在し、ダイビングやシュノーケリング、セーリングなどのアクティビティが楽しめます。クロアチアの島々も魅力に溢れているので調べてみると面白いですよ!
おすすめの観光スポット
- ドブロブニク旧市街(ドブロブニク)
- プリトヴィツェ湖群国立公園(プリトヴィツェ湖群市)
- スプリットのローマ遺跡(スプリット)
- 聖マルコ協会(ザグレブ)
- ビシェヴォ島の青の洞窟(ビシェヴォ島)
チェコ:オレンジ屋根と白の建物が可愛いと評判の国
チェコまでの移動時間は、乗り換えの時間によって異なりますが、日本から約16時間程度です。
夏の平均気温は18度前後、冬の平均気温は氷点下という具合で日本と比べると年間を通じて涼しい気候です。
チェコは中欧に位置する国です。首都はプラハで、中世の雰囲気が残るオレンジ色の街並み、歴史的な建造物や美しい景観が特徴的です。長い歴史の中で幾度となく他国から侵攻を受けてきたプラハですが、奇跡的に街並みの損壊は免れ、昔のままの華やかな姿を保っています。
『カレル橋』や世界有数の大きさを誇る『プラハ城』、ステンドグラスが美しい『聖ヴィート大聖堂』など、歴史的建造物が見られます。
首都のほかにも湾曲したモルダウ川に包まれるようにして建つ古都「チェスキークルムロフ」やパステルカラー色でまるでおとぎ話に出てくるかのような可愛らしい街並みの「テルチ」など都市によって異なる魅力があります。
モルダウは音楽の授業で聞いたことがあるのではないでしょうか?一度は見聞きしたことのあるものがヨーロッパには意外に多いんです!
おすすめの観光スポット
- プラハ歴史地区(プラハ)
- プラハ城(プラハ)
- 聖ヴィート大聖堂(プラハ)
- レドニツェ-ヴァルチツェの文化的景観(ブルノ)
- チェスキークルムロフ城(チェスキー・クルムロフ)
ハンガリー:一度見たら忘れられない「ドナウの真珠」と異名を持つ国
ハンガリーまでの移動時間は、乗り換えの時間によって異なりますが、日本から約16時間程度です。
年間を通じて降水量は少ない傾向にあります。一方で、冬の寒さは厳しく、夏は平均気温22度程度の気候となっています。
ハンガリーは中央ヨーロッパに位置し、かつて巨大帝国であったという過去をもつ国です。首都はブダペストで、ブダペストの古城やドナウ川の景色、ライトアップされた夜景はまさに絶景です。一度見たら忘れられないでしょう。
また、意外に思うかもしれませんが、ヨーロッパの中でも最大の温泉施設『セーチェーニ温泉』がハンガリーにあるんです!日本では見ない光景ですが、温泉でチェスを楽しむ人々の姿も見られます!(温度はそこまで高くないためご注意を!)
ブダペストのほかにも、ハンガリーで最も美しい世界遺産の村、カラフルな街並みが特徴の古都など、かわいらしい都市が訪れる人々を魅了しています。やはりヨーロッパと言えば可愛い街並みが魅力的ですよね。
おすすめの観光スポット
- ブダ城(ブダペスト)
- 国会議事堂(ブダペスト)
- マーチャーシュ教会(ブダペスト)
- ベネディクト修道院(パンノンハルマ)
- ゲデレー宮殿(ゲデレー)
ブルガリア:街歩きが楽しい!多様な歴史や文化を有する国
ブルガリアまでの移動時間は、乗り換えの時間によって異なりますが、日本から約17時間程度です。
国の中央をバルカン山脈が東西に走っている為、山脈の北側と南側で気候は異なるためご注意を!北側は、夏は40度を超えるところもあり、冬は寒さが厳しく感じます。対して、南側は夏の平均気温が20度前半、冬も穏やかですが、国全体として秋は頻繁に雨が降りやすい気候となっています。
ブルガリアは東ヨーロッパに位置し、東は黒海という大きな内海に面している国です。トルコとスラブの文化が混ざり合い、街中には教会とモスクが共存するオリエンタルな雰囲気が漂っています。
古代ローマよりも古い歴史を持つブルガリアの首都はソフィアで、国土は美しい山々や美しい海岸線、そして豊かな自然に恵まれています。古い歴史があるからこそ、世界遺産にも登録されたブルガリア正教会の修道院があるリラ、古代都市のネセバル、色とりどりの美しいお屋敷が立ち並ぶプロヴディフなど、見どころがたくさんありますよ!
他のヨーロッパ諸国に比べ、物価が安いのも特徴的です。ブルガリアと言えば、ヨーグルトの国というイメージを持たれている方が多いかと思いますが、バラも有名で5月中旬から6月初旬にかけてバラ祭りが開催されています。知っていると周りに自慢できるかもしれませんよ!
おすすめの観光スポット
- アレクサンダルネフスキー寺院(ソフィア)
- 大主教区教会(ヴェリコタルノヴォ)
- リアの僧院(リラ)
- 旧市街街歩き(プロヴディフ)
- ネセバルの古代都市(ネセバル)
ベルギー:芸術的で華麗な装飾の建築物が見所!ヨーロッパの十字路と言われる国
ベルギーまでの移動時間は、乗り換えの時間によって異なりますが、日本から約14時間程度です。
ベルギーにも四季があり、年間を通じて涼しい気候です。夏は日中30度を超える日もあり、冬は東京よりも少し寒いくらいです。
ベルギーはヨーロッパの西部に位置している国です。首都はブリュッセルで、おいしいチョコレートとビール、ワッフルで有名です。ヨーロッパの十字路と呼ばれるベルギーには、今でも多彩な歴史・文化が中世の街並みに残されています。
アントワープにある『ノートルダム大聖堂』は、あの「フランダースの犬」の舞台としても有名です。ブリュッセルの『グランプラス』は19世紀の作家ヴィクトル・ユゴーに「世界でもっとも美しい広場」と称賛されたと言われています。世界一と言われてるので見ない訳にはいきませんね!
また、外壁の装飾や教会内のステンドグラス、ライトアップした街並みなどの美しさは撮影にはうってつけです。たくさん写真を撮ることになるかと思うのでスマホやカメラのバッテリー残量は細かくチェックしておきましょうね!
おすすめの観光スポット
- グランプラス(ブリュッセル)
- ギャルリーサンチュベール(ブリュッセル)
- サンミッシェル大聖堂(ブリュッセル)
- マルクト広場(アントワープ/ブルージュ)
- 聖母大聖堂(アントワープ)
マルタ:中世から残る石造りの要塞都市と透き通る地中海を楽しめる国
マルタまでの移動時間は、乗り換えの時間によって異なりますが、日本から約18時間程度です。
夏は乾燥して暑い日が多く、冬は日本に比べて温暖ですが、最低気温は5度前後までと冷え込みます。また、年間300日が晴天という温暖な気候となっています。
マルタは地中海に浮かぶ南ヨーロッパの小さな島国ですが、ヨーロッパのリゾート地でもあります。首都はヴァレッタで、歴史的な要塞都市として街ごと世界遺産に登録されており、夕景に映える街並みは必見です。治安は良く物価も安い国であり、小さい国ですが歴史的な世界遺産もあって街歩きには最適な国と言えるでしょう。
壮麗な内装と美術品が魅力的な『聖ヨハネ大聖堂』や『騎士団長の宮殿』、大砲の発射が見られる『アッパー・バラッカ・ガーデン』などがあります。ちなみに、マルタ騎士団は現存しており、歴史が好きな方はその歴史を辿ってみると面白いかと思います!(本部はローマ)
また、マルタの中でも特に活気に満ちた『スリーマ』の散策や中世神秘的な洞窟や眺めのいい展望台がある『ゴゾ島』もおすすめです。
おすすめの観光スポット
- 聖ヨハネス大聖堂(ヴァレッタ)
- アッパー・バラッカ・ガーデン(ヴァレッタ)
- 聖パウロ大聖堂(イムディーナ)
- ブルーグロット(マルタ本島の南海岸)
- 聖ヨハネバプテスト教会(ゴゾ島)
まとめ
今回は、ヨーロッパの中でも穴場だと考える国を紹介しました。
中世の街並み、自然が生み出す絶景、その国ならではの絶品グルメなど、国によって異なる魅力があります。ベストシーズンに行ってもそこまで大混雑していない為、ゆっくり観光できておすすめです。
次の旅行では、定番からは外れた国へ行ってみてはいかがでしょうか。
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